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企業の防災備蓄は見える場所に置く
2023.09.05

GDAC社のサスティナブル防災システムについて

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防災備蓄飲食品の大量廃棄をストップ!
SDGsに貢献できる保存食の「リユースシステム」

サスティナブル防災システム

「みんなの保存食」ブランドで防災食に新しい風を吹かせているグリーンデザイン&コンサルティング社(以下GDAC社)が2022年8月に防災食の入れ替え時に発生する食品ロスを削減し「SDGs」に貢献するサービス「サスティナブル防災システム」の提供を開始しました。

ここでは、本システムの概要や目的、具体的にシステムを活用する流れについて解説していきます。

Completed Version2 28人分セット(DS4-CT)

ストックストックではセット商品にグリーンデザイン&コンサルティング社の防災食を採用しています。

特に備蓄品セットで人気を博している「Completed Version2 28人分セット(DS4-CT)」の備蓄食と備蓄水は「7年保存アレルギー対応3日分セットCompleted Version2」です。

弊社でも購入から7年後のお客様の防災食の入替え時に「サスティナブル防災システム」をお客様に提案していきます。

防災食と廃棄について

「サスティナブル防災システム」について解説する前に少しだけ、「期限が近づいた防災食」について、企業や団体がどのようにしているか?を見ていきましょう。

防災食の入替え時に、期限が近づいた防災食はどうする?

企業や団体によっては防災食の入替えのときに、従業員に配布するなどして食品ロスを低減させる活動などをしています。しかし、多くの企業や団体では、防災食の数量がとてつもなく多いため、配布するだけでは間に合わず、廃棄処分を行っています。

フードバンクやこども食堂などで有効活用してもらう方法もありますが、具体的にどうすればいいかはわからない点が多いと思います。

全省庁の備蓄100万食のうち毎年20万食が廃棄処分されている。

また、具体的にどれくらいの数量の食べることができるご飯が廃棄されているかについて省庁の例を見ておきましょう。

こちらのサイトで紹介された朝日新聞の2021年の記事によれば「全省庁で備蓄している100万食のうち、年間約20万食が賞味期限切れによる廃棄処分の対象となっています」と書かれており、ものすごい数の備蓄食が廃棄されているのが現状ですが、あくまでも一例にしかすぎません。

廃棄するための費用はどれくらいか?

水の廃棄費用を例にみてみます

廃棄費用の例として「2Lのペットボトル1本あたりの産廃処分費用は約100円」とSDGsオンラインで紹介されていることから、単純計算すると1000人分の3日間の備蓄水を廃棄する費用は45万円となります。

さらに、上記費用に加えて産廃処理場までの配送料がかかります。

こちらのペットボトルを近隣のフードバンクやこども食堂に配送する方が安価となる可能性があります。

GDACの「サスティナブル防災システム」の概要

防災食の廃棄の現状について理解して頂いたと思います。
ここからは本題のGDAC社の「サスティナブル防災システム」について説明していきます。

GDAC サスティナブル防災システム

基本的な流れは、GDAC社の製品を新たに入替え品で調達したい場合に「サスティナブル防災システム」を活用することで、企業は近隣の必要としている団体をGDAC社から情報を受け、期限切れ前の防災食を配送する流れです。

団体への配送手続きや配送料は企業の負担となりますが、受け入れ団体との調整に関する手数料は無料のサービスです。

「サスティナブル防災システム」は食品ロスを削減しSDGsに貢献できる仕組みです。さらに廃棄するより配送するほうがコストが抑えることができ、社会的な意義が大きく継続的な社会づくりを実現できます。

受け入れ団体との調整はGDAC社が行い、配送手配などは企業が行う

食品ロスは避けたくて、「フードバンクやこども食堂のどこに問い合わせしたらいいのか?」「どのように問い合わせしたらいいのか?」などのお悩みを持っている担当者は多いと思いますが、「サスティナブル防災システム」を使うと、GDAC社が受け入れ団体と調整することで、細かなやりとりを行う必要がなくなり、企業は自社で配送手配を行うため、配送料のみの負担で実現できます。(現在、国の関係省庁と、配送料を国が負担することについて協議中)

具体的な流れについて

防災食の入替え時に
期限前の防災食の有効活用したい意向を伝える
1.防災食の入替えの相談

期限が切れる前の防災食を有効活用したい場合、防災食の入替えを想定している企業が、GDAC社や防災用品販売会社に入替えを相談するときに「サスティナブル防災システム」を活用する旨を伝えます。

※必要としている団体に配送するタイミングでの賞味期限が「少なくとも半年」残っている防災食であることが前提条件にありますので、ご注意ください。

企業の近隣の必要な団体からの
受け入れ可能な品目と数量の回答が来る
2-3.企業の近隣で必要としている団体と調整

GDAC社は、相談のあった企業の近隣の「フードバンク」「こども食堂」などの受け入れ可能施設に対して調査を行います。

有効期限内で活用する必要があるため、数量によっては一箇所での受け入れだけでなく、数か所での受け入れになる場合もあります。

新しい防災食を購入する
4.新しい防災食を購入する

GDACの新しい防災食が届くあたりで、期限切れ前の防災食を必要としている団体の情報が届きます。

期限切れの前の防災食の配送
5.期限切れ前の防災食の配送

企業は期限切れ前の防災食を必要としている団体の情報が納品前に連絡が来ているので、配送手続きを行い、無事に入替えが完了します。

(現在、国の関係省庁と、配送料を国が負担することについて協議中)

グリーンデザイン&コンサルティングの製品を入れ替え時に導入検討されている企業様は食品ロスを削減し、SDGsに貢献する「サスティナブル防災システム」を積極的にご活用頂きたいと思います。

ストックストックでも今後、GDAC社の製品を組み合わせたセット商品を検討されている企業に積極的に提案をしていきます。

GDAC製品の賞味期限のゆとり期間について

GDAC みんなの保存食

GDAC社は2022年10月製造分からパンとクッキーの7年保存の賞味期限を「製造から8年6ヶ月(レトルト食品は8年)」に延長しています。これにより7年保存の製品の入替え時には流通在庫を考慮した、パン・クッキーは「1年2ヶ月前後」、レトルト食品は「8ヶ月前後」のゆとり期間があり、その期間を必要としている団体へ配送するための期間としています。

さらにGDAC社の製品は-20℃〜+80℃の耐温度域を保証しているので「長時間の海上コンテナ輸送に必須の耐温度域の問題をクリア」していることから、日本国内だけでなく海外への援助にも活用できる製品となっています。

参考記事

GDAC社の「サスティナブル防災システム」の取り組みについて、さまざまな記事がありますので、興味を持たれた方はご覧ください。

「入れ替え時に大量廃棄される防災備蓄品をリサイクル」SDGsに貢献し 循環型社会実現に寄与できる リサイクルシステムとは?(SDGsオンライン)

持続可能な「みんなの保存食」(Beyond Media)

SDGsへの取り組み(グリーンデザイン&コンサルティング)

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