Stock-Stock

企業の防災備蓄は見える場所に置く

タックシステム株式会社様
導入事例

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「防災備蓄+備品ステーション」を空間中央のエリアにレイアウトした「使える防災」オフィスを実現

タックシステム株式会社様導入事例
タックシステム株式会社様

タックシステム様はプロフェッショナルニーズに対応する音響・映像・ネットワークシステムをトータルでサポートする企業で、自社開発製品や全世界の音響プロダクトの提供やプロ向けのスタジオシステムの設計・構築を行っています。

東京都品川区のタックシステム様の本社オフィスにストックストックと防災備蓄を導入いただきました。

導入製品について

タックシステム様導入事例
オフィスの中央に防災備蓄を配置

タックシステム様では、オフィスの中央エリアのコピー用紙や文房具などの備品を配置しているスペースに防災備蓄を設置しています。

防災備蓄を配備する際に「必要なときに、すぐに取り出すことができる」ことをコンセプトにしており、スタッフの誰もがどこに防災備蓄があるかがわかるようにしたい考えのもとレイアウトしたデザインとなっています。

7年保存の3日間の食事と水の備蓄セットの保管状況
7年保存の備蓄食・備蓄水セット
3日間対応備蓄食と備蓄水

タックシステム様は、東京都の帰宅困難者対策条例に準拠した備蓄を準備しました。3日間の食料・水が一人一箱になったアレルギー対応の「Completed Ver2」と2Lの備蓄水を調達しました。

備蓄食料のアイコンの扉を開けると写真のように保管されています。

防災用ヘルメットと災害救助用毛布の収納状況
防災用ヘルメットと災害救助用毛布
ヘルメットと災害救助用毛布

都の条例では毛布も配備することを推奨しており、タックシステム様では毛布に加え防災用ヘルメットも備蓄する方針でしたので、写真のように備蓄しています。

納品後に、社内で急にスタッフが倒れる出来事が発生しました。周囲にいた同僚がストックストックからすぐに毛布を取り出し、救急車を呼ぶまで倒れたスタッフに毛布にくるませ安静な状態で待機できました。

備品と防災備蓄を同じエリアに置くことで緊急時でも備蓄を見つけ出すことができる
ストックストックにはコピー用紙も保管
普段使うコピー用紙もストックストックに保管

ストックストックの中には防災備蓄だけでなく、普段使うようなコピー用紙や文房具などを入れています。

普段使うものを入れておくことで、いつも使う場所になることができ、防災備蓄のありかを探すことなく災害時でもスタッフがすぐにアプローチできるようにしました。

オフィスの移転から防災対策がはじまる

タックシステム柳澤望様
タックシステム柳澤様

今回は、災害備蓄管理士の鳥居がタックシステム株式会社取締役の柳澤望様に、ストックストックを導入するにあたった経緯や災害時の対応などについてのお話をお伺いしました。

タックシステム株式会社は2022年4月に株式会社レスターコニュニケーションズの子会社となりました。その際に現在のオフィスに移転したことから、防災対策が始まりました。

タックシステムの防災備蓄の方針

タックシステム株式会社様導入事例
通常使う備品と防災備蓄を並べて保管

防災対策として、東京都の「3日間待機」を要請する帰宅困難者対策条例に沿った内容で検討し、

1)倉庫の奥に置かれる状態では使えないものになる
2)防災備蓄はすぐに使えるように会社の中央に置く
3)災害時の食事はいつも同じものを食べるようにしてはいけない。美味しそうなものがいい。
4)必要なものを備蓄する


という考えのもと防災備蓄の計画を進めていきました。

防災備蓄をオフィスの中央に置く

タックシステム株式会社様導入事例
倉庫に置くと奥に追いやられてしまう

防災備蓄を倉庫に置いてしまうと、経験的に「普段使わないものは、どんどん倉庫の奥に追いやられてしまい、いざ使おうと思ったときに使えない」と考えていました。

保管場所の前は広いスペースを確保

さらに、狭い場所から取り出すのは非効率であることから、収納庫の前は広いスペースを確保し災害時の作業がスムーズにできるようにしました。

オフィスの中央にふさわしいデザイン

オフィスの中央に置かれる収納庫は他の書庫などの什器とは異なるシンボリックなデザインにして、オフィスの中心にふさわしいデザインにすることを考えていました。

災害時の食事について

The Next Dekade 7年保存アレルギー対応3日分保存食セット Completed Version2
7年保存アレルギー対応3日分保存食セット

柳澤さんは災害が発生すると、災害ボランティアとして被災地で活躍しています。その経験から、

1)同じものばかりを食べるようにしない
2)炭水化物ばかりにしない


と考え、同じ食事にならないような保存食セットにしました。また5年保存ができる備蓄ゼリーも備蓄食に入れ、災害時の食事が単調にならないように注意しました。

ストックストック導入の決め手

タックシステム様導入事例
マグネットアイコンは黒地に白抜き文字

いざ防災備蓄を揃えていこうとネットで調べていたら、ストックストックさんに出会ったんです。オフィスの中央に置くことができるデザインだし、備蓄品についても相談に乗ってくれそうな気がしたんです。

弊社の防災備蓄の方針にぴったり合う製品でしたので、総合的に判断して、新しいオフィスづくりの一環として導入を決めました。

最終的な決め手はデザインが良かったことでした。

減災対策について

タックシステム様の減災対策
減災対策

弊社の減災対策は、
1)転倒防止
2)避難経路確保
3)消火器の位置確認
です。

本社ではお客様へ納品する音響機器のキッティングを行うことから、機材を保管するための棚が並んでおり、その棚の転倒防止対策として、横連結のバーを設置しました。

避難経路確保は常にチェックを行い、物品で通路が塞がれないようにし、常に避難できる状況にしています。

柳澤さんの災害ボランティア活動について

最後に、柳澤さんの災害ボランティアの活動についてもお聞きしました。
子供の頃から災害時の支援をされる方々が多い環境で育ち、災害ボランティアの知り合いが多かった柳澤さん。自分でも災害ボランティアを行う契機になったのは2011年の東日本大震災でした。

被災地に燃料を届ける
■被災地に燃料を届けたい

東日本大震災では、知り合いのOPEN JAPAN理事の吉村誠司さんのブログを見ていると、いてもたってもいられなくなり、被災地で燃料が不足している情報を得て、燃料を被災地に届けることができないかを考えました。

仕事の関係上、全国各地に知り合いが居るので連絡をとったところ、長野県の親類から家の近くには燃料があるというので、その燃料を吉村さんが災害支援を行っている石巻まで届けようと考えました。

しかし、どうやって燃料を運べばいいか?が課題になりました。多くの燃料を運ぶためのトラックのガソリンももったいない。なにかを運ぶのに一緒に運んでもらうほうがいい。

災害発生直後は被災地だけでなく、関東地方でも燃料が不足していたこともあり、燃料を運ぶためのガソリンがもったいないということで、災害復興支援企業が新潟から石巻まで災害支援に行くというとある会社の情報を得て相談したところ、支援車両に燃料を載せてもらうことができて、無事に石巻に届けることができました。

重機と一緒に石巻に災害支援に行く
■家の近所の造園屋さんと重機などを持って石巻に災害支援にいく

その後、被災地では重機などが不足していて、復興作業ができないとの情報を聞いて、家の近くにある造園屋さんに相談にいきました。

造園屋の社長さんも福祉支援などをやっていて、ボランティアに理解があったので、造園屋のスタッフと重機を提供してもらえることになって、柳澤さんと造園屋さんで石巻に行くことになりました。

現地では牡鹿半島の漁協の組合長さんの指示を受けて、漁協が困っていることを行いました。浄化槽を通すための側溝を掘ったり、重機が必要な作業を行いました。


そこで知り合いになった災害支援の方々と情報をやりとりすることになり、その後は「平成23年新潟・福島豪雨」や、鬼怒川が決壊した「平成27年関東・東北豪雨」、2016年の「熊本地震」などで災害ボランティアとして活動しました。

おわりに

柳澤さんのお話を聞いていましたら、災害ボランティアで被災地での経験をしていることが、社内の防災環境の向上に繋がっていることが伝わりました。災害時にどう動けばいいかを知っていることが、実際の「使える防災」に結びついていて、自然災害を知ることも計画をする上で重要だと感じました。

タックシステム柳澤望様
タックシステム株式会社 取締役 柳澤望様

この度は柳澤様をはじめとしてタックシステム株式会社の皆様にご協力いただきまして、ありがとうございました。(鳥居)

実物をご覧いただける場所

ストックストックをご覧いただける場所を紹介いたします。新型コロナウイルスの影響により、施設によっては事前予約が必要な場合がございます。その場合は、事前にご予約して訪問してくださいますよう、よろしくお願いいたします。

  • 豊田市防災学習センター
    BXシリーズ

    〒471-0879 愛知県豊田市長興寺5丁目17-1

  • プロマートハヤシ亀山店・鈴鹿店・桑名店・伊賀店
    BXシリーズ

    プロマートハヤシの店舗はこちらをご覧ください。

  • 株式会社トリイデザイン研究所(予約制)
    DSシリーズBXシリーズ

    〒111-0051 東京都台東区蔵前4-26-6 板橋ビル1F
    ストックストック問い合わせまでご連絡ください。

  • 株式会社長田製作所 大阪本社(予約制)
    DSシリーズBXシリーズ

    〒547-0031 大阪府大阪市平野区平野南3-2-22
    ストックストック問い合わせまでご連絡ください。

  • その他、展示会・イベント等で展示を随時開催しています。

    ストックストックをご覧いただける場所を紹介いたします。新型コロナウイルスの影響により、施設によっては事前予約が必要な場合がございます。その場合は、事前にご予約して訪問してくださいますよう、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ窓口

ストックストックの販売・メンテナンス等の窓口は、
株式会社長田製作所 ストックストック事業部となります。

メディア様のお問い合わせに関しても、下記までご連絡ください。

製品のご購入・お見積りに関するお問い合わせ

03-5821-7282平日(10:00-17:00)
株式会社長田製作所 ストックストック事業部
〒111-0051 東京都台東区蔵前4-26-6 板橋ビル1F
担当:伊藤(防災士)、鳥居(災害備蓄管理士)

代理店様向けお問い合わせ

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